美しいビーチと夢のような風景で多くの旅行者を魅了する芽莊(ニャチャン)は、実は“一度味わったら忘れられない”と言われるほどの、ユニークなご当地グルメの宝庫でもあります。地元料理を楽しむことは、この素晴らしい土地の文化に触れる一番の近道。ぜひ、ポティークホテルとともに、芽莊ならではの食の旅に出かけましょう。
1. 芽莊風 焼きネム(Nem Nướng)
芽莊を訪れる観光客にとって、焼きネムはまさに「外せない一品」。素朴な見た目とは裏腹に、ひと口食べればその魅力に引き込まれる名物料理です。多くの旅行者が自分用だけでなく、お土産としても選ぶほど人気があります。
この香ばしい焼きネムの主な材料は、味付けされた肉・ライスペーパー・新鮮な生野菜、そして特製のタレ。
下味をしっかりつけたひき肉は、箸に巻き付けて炭火でじっくりと焼き上げられます。付け合わせには、芽莊の沿岸地域特有の多彩な野菜が添えられ、ライスペーパーで包んで食べるのがスタイル。特に、このライスペーパーにはほんのりとした塩味があり、他ではなかなか味わえない個性を放っています。
そして、この料理の決め手はなんといっても「ディッピングソース」。
丁寧に仕込まれたタレは、まさに焼きネムの“魂”とも言える存在で、全体の味わいを引き締め、他にはない風味を生み出しています。
2. 芽莊風 魚団子麺(魚すり身フォー)
芽莊の名物料理として知られる「魚団子麺(ブンカーホー)」は、他では味わえない独特の魚すり身(魚のすり身団子)の風味で、多くのグルメを魅了しています。
この料理の特別な旨味の秘訣は、カジキマグロやサワラなどの骨をじっくりと何時間も煮込んだスープにあります。
さらに、弾力ある魚団子に加えて、蒸したカジキの身をほぐしてトッピングすることで、より深い味わいに仕上がります。
澄んだスープに立ち上る湯気、白と灰色の中間色をしたもっちりとした魚すり身、ほどよい大きさに裂かれた魚の切り身、そして細長く切られた青ネギが絶妙に調和した一杯は、まさに目でも舌でも楽しめる逸品。
シャキシャキとした野菜の盛り合わせと、ピリッと辛いチリフィッシュソースを添えれば、その個性あふれる味わいは一層際立ちます。
さらに意外な魅力として、専門家によると、この芽莊風魚団子麺の食材構成はダイエットにも非常に適しているとのこと。
ヘルシーかつ風味豊かなこの一杯、ぜひ芽莊滞在中に味わってみてはいかがでしょうか。
3. バインチャン(Bánh Căn)
ベトナムのS字型の国土の中でも、特に中部〜南部地域で親しまれている庶民派グルメ「バインチャン」。
芽莊(ニャチャン)でこの料理を楽しむ魅力のひとつは、炭火のまわりに腰を下ろし、焼き型に手際よく生地を流し込む職人の様子を眺めながら、風に吹かれて熱々のバインチャンを頬張るという、五感すべてで味わう体験にあります。
もともとの伝統的なバインチャンは、米粉・ラード・卵・青ネギといったシンプルな材料で作られていましたが、現在ではより多様な味覚に応えるため、イカやエビなどの具材を入れたバリエーションも人気を集めています。
この料理の魅力をさらに引き立てるのが、**たっぷりの生野菜と、甘酸っぱいヌクチャム(魚醤ベースのつけダレ)**との組み合わせ。
香ばしさとさっぱり感が絶妙にマッチし、食べ飽きることのない味わいを生み出します。
4. ラッカイン焼き牛肉(Lac Canh 焼きビーフ)
ニャチャンに来てラッカインの焼き牛肉を食べなければ、その街の魅力を半分しか知らないことになる」――。
そんなふうに語り継がれるほど、芽莊(ニャチャン)を代表する名物料理のひとつがこの「ラッカイン焼き牛肉」です。ポティークホテルが自信を持っておすすめする、芽莊グルメの中でも特に人気の一皿です。
この料理の美味しさの秘密は、牛肉と蜂蜜をベースに、10種類以上のスパイスを独自に調合した特製の漬けダレにあります。将棋の駒のように一口サイズにカットされた牛肉は、炭火でじっくり焼かれることで、外は香ばしく、中はジューシーに仕上がります。
焼き上がった牛肉は、生野菜やライスペーパーと一緒に巻いて食べるのがおすすめ。香ばしさとさっぱり感のバランスが絶妙で、何度でも食べたくなる味わいです。
外国人観光客の「ニャチャンで食べてよかった料理ランキング」にも必ずランクインするラッカイン焼き牛肉、ぜひ現地で本場の味を体験してみてください。
5. 漁村で味わう海の幸 – 芽莊ならではの新鮮グルメ体験
湾岸都市である芽莊(ニャチャン)では、新鮮なシーフードが旅行者を惹きつける魅力のひとつです。高級レストランに行かなくても、海沿いのレストランや漁村では、現地ならではの鮮度抜群な海の幸をカジュアルに楽しむことができます。なかでも観光客に人気なのが、漁村での食事体験。ここでは、地元の漁師たちの暮らしに触れながら、船上で新鮮なシーフード料理を味わうことができます。
その場で選んだ魚介を、レストランが目の前で調理してくれるスタイルも好評で、海の香りを感じながら芽莊の“味”をそのまま堪能できます。カ、ハマグリ、エビ、魚などの定番のほかに、芽莊で特に有名な「トッケイ魚(ゲッコーフィッシュ)」の塩唐辛子添えや、生で味わう新鮮なサーモンもぜひ一度お試しください。
芽莊の夕暮れに染まる海を眺めながら、心をほどき、美食に身をゆだねる――そんな体験は、まさに人生に残るひとときとなることでしょう。クラゲのサラダや、ビンバ島でのロブスターの炭火焼、さっぱりとした魚団子麺など、海辺のグルメは豊かで奥深く、多くの旅行者の心と舌を魅了しています。
ポティークホテルは、芽莊に一度でも訪れた方ならきっと、食と自然に彩られたかけがえのない旅の記憶を持ち帰っていただけると信じています。